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車検証   

2011年 06月 08日

皆さんこんばんは。きらら歯科の比嘉です。


先日車検証の住所変更を行ってきました。

手順はまず車庫証明書を手に入れる必要があります。

車庫証明書を手に入れるには、最初に新しい住所を管轄する警察署へ行きます。

そして警察署内にある交通安全協会というところで車庫証明を発行してもらう申請書をもらいます。そしてその申請書に新しい車庫を管理している不動屋さんから使用許可を得たということを証明するために署名捺印をしてもらいます。

次に車庫の場所を示す地図を描く、または既存の地図を添付して車庫証明書に住所や氏名を書きいれてもう一度警察署内の交通安全協会に出向いて申請をします。

一週間後の何時以降に発行されます、と教えてもらうのでとりあえずその日までは待ちます。

さて一週間後に三度警察署に行ってようやく書庫証明の発行です。

次に陸運局に行って車検証の住所変更の手続きですがこれにも車庫証明書以外に必要な書類があります。
まず新しい住所地の住民票。市役所に行って転入届を出しそれから住民票の発行依頼です。次に車の所有者の委任状が必要です。車の所有者が本人ならいらないのですがローンが残っている車はローンが終了するまではその車を販売した会社の所有物となることが多いのです。
所有者はその車を販売した自動車会社、使用者は私。なんだか複雑です。自分のものだと思っていたら、、、。

さて気を取り直して自動車会社に連絡し委任状を用意してもらい無事ゲットです。自分の車なのに、、、なんだかみじめなので早くローンを終わらせようと新たに決意しました。

準備万端、いよいよ本来の目的である陸運局での申請です。

なんだか分かりにくい記入例を見ながら必要事項を書き終えて窓口に提出です。担当の人がさーっと目を通して赤鉛筆で直すところを書き入れもう一度書きなおして列の後ろから並ぶように指示されます。なんだか試験で間違えたところを先生に直されている感じがして久しぶりに学生時代を思い出します。
ようやく完成した申請書を出すと今度は無事通過。発行受け渡しの場所の前で待つようにと指示を受けます。私の提出した書類は小さくてかわいらしいベルトコンベアーに乗せられて各担当者のもとでハンコを押されてはまた次の担当者に向けてベルトコンベアーに揺られていきます。

いよいよ名前を呼ばれて新しい車検証を渡されました。長かったなー、と感慨深げに思っていると納税申告をしに向かいの建物に行ってくださいと言われました。
まだ終わっていなかったかと思うと車庫証明発行の申請用紙をもらうところから始まった車検証の住所変更作業の延々と続いた手間と時間にあきれていたのを通り越して思わず笑ってしまいました。
しっかり自動車税の申告もして受付の人から、「これで手続きは終了ですよ。」と言われてようやく終わったーと思えました。

車検証の住所部分だけをを変更する手続きが現代のコンピューター社会でこれだけ時間と手間とお金をかける作業とは甚だ疑問です。各部署での手間と人が携わる部分が本当に昔通りのお役所仕事だと感じました。何のためのコンピューターなのでしょう?何のためのオンライン化なのか。
これでは行政改革はまだまだ遠いと思います。われわれの税金も人件費に垂れ流しになるでしょう。
昔から続けてきたことを変えることは非常に抵抗があると思います。
新しい事を導入するリスクも確かにあるでしょう。
本質的なことを考えると、今よりももっと良くしたい。という単純な思いから仕組みは変わっていくと思います。よかれと思う事はできない理由を探す前にまずやってみる。やってだめならまた次の策を考えればよいし、やって成功ならさらに良い方法を試していく。この繰り返しが大事ではないかと思います。この積極的な流れをしっかり継続させていけば行政も歯科診療も今以上にもっともっと良くなるだろうなと思いながら帰宅したのでした。

きらら歯科 比嘉。